3.お肌に合ったお化粧を!!

塗装とは・・・

素材を知り、塗料を知り、塗り方を知る

“塗装は製品の化粧である”という言葉をよく耳にします。しかし塗装は製品の化粧ではありません。

なぜなら化粧は塗って化けるのですが、塗装の場合は塗って製品そのものの実質体の一部となり、品質の保護や寿命の延長に役立つものだからです。

塗装を必要とする素材には、木材・金属をはじめとしてコンクリート・プラスティック・皮革・紙・ゴムなど、さまざまなものがあります。

塗装の第一歩はこれらの被塗装物と対応する物を見つけ、適切な処理をほどこすことから始まります。それにはまず、素材を知り、塗料を知り、塗り方を知らなければなりません。

塗料について

ニーズ・環境に合った塗装作業

私達の日常生活は、化学物質で成り立っています。その製品の中には、有害な溶剤も含まれています。シックハウス症候群そして、化学物質過敏症をご存知ですか。既に高知県の中学校の生徒・教職員に労働災害認定されました。塗料も無溶剤・樹脂を減らした塗料製品が開発されています。

今までどおりの塗料で宜しいですか。適材適所という言葉のとおり、塗料は塗る箇所により、さまざまな塗装仕様が各塗料メーカーから出されています。大切なのは、数多い塗料の中からお客様のニーズに最もふさわしい塗料を見極めることです。

それには、塗料がどのような性質を持っているか、乾き具合。作業性。防さび性。耐久力。耐汚染性。遮熱性。耐熱性。色持ち具合など良く知ること、ニーズ・環境に合った塗装作業を行うことが私達プロとしての仕事と思っています。

塗装技術

物理化学的知識

塗装を行うには技術が必要です。この技術には理論と実技が重要な役割を占めています。

金属塗装における前処理技術、木材塗装における素地調整技術、塗料の塗布に関する塗布技術、研磨技術というように塗装を行うには、きわめて多くの技術が必要です。
その技術によって塗装の良し悪しが決定します。また、被塗物を知ることも重要です。

金属、木材、コンクリートなどは、それぞれに個性的組成、性質をもっているので、それらに関する物理化学的知識を持たなければ良い塗装は行えません。

たとえば、金属はなぜさびるのか、さびないようにするにはどうすれば良いか。木材はなぜ狂うのか、その狂いが塗膜にどんな支障を起こすのかなど、様々な問題が出てきます。

安全な仕事

最近、塗装業を含めた建設業界における労働災害の記事が目につきます。足場上からの墜落、酸素欠乏による事故等々。塗装を行うについても作業内容によっては、資格を持った作業主任者を選任することが、法律によって義務付けられています。
また、塗料の中にも人体に影響を及ぼしたり、爆発の危険性のある物質を含有しているものが数多くあるために、有資格者が必要となります。

当社の有資格者

衛生管理者 1名
安全管理者 1名
安全推進員 3名
1級建築施工管理技士 10名
1級土木施工管理技士 17名
1級塗装技能士 16名
東海道新幹線 鉄筋コンクリート施工管理技士(二級) 3名
足場の組み立て作業主任者 30名
有機溶剤作業主任者 32名
酸素欠乏危険作業主任者 11名
鉛作業主任者 14名
特定化学物質等作業主任者 11名
危険物取扱主任者 9名
安全衛生管理員 3名
職業訓練指導員(塗装工) 3名